もみ殻シリカは自然との共存を完璧にする資源
もみ殻は動物の飼料としても利用されており、魚の養殖では背曲がり病がなくなったり、鶏や家畜用の飼料に混ぜることで、健康を促進する効果があり大手商社がこれを導入し安全で美味しい高級肉として販売しています。人間向けには、もみ殻を加工してシリカを生成し、サプリメントのシリカ濃縮液やカプセルなどに加工し健康食品の成分として使用されています。
栄養が豊富で価値があるのに扱いにくく、もみ殻を焼く時に発がん物質が出てしまう問題
もみ殻はその姿のイメージとは反対に、燃焼させるとダイヤモンド のように硬くなってしまいます。そのため、その硬くなった状態のもみ殻灰を溶かすための強い薬品を使用します。人体に問題のない程度の薬品として商品が仕上がり、大きな問題にはなりませんが、強い薬剤を取り入れることには変わりありません。これまでのシリカサプリメントの製造ではこの工程を踏むしか方法がありませんでした。そして粉末にしたり液体にして商品が仕上がります。
今もまだ信じてもらえない、無添加シリカの生成
このように、薬品を使用しないシリカ生成は製造業界にとっては信じられないことです。事実、私たちも大手業界の方に話した時に信じてもらえませんでした。「もみ殻はダイヤモンドのように硬い、それを薬品を使わず燃焼コントロールだけで溶けるシリカなどできる訳がない。」
これがこれまでの業界の本当の声でもあり、それほど難しいと言えます。
薬剤を使わずに生成されたシリカが欲しいという願い。
少量でも体内に取り入れてしまう薬剤という添加物。この添加物ができるだけ使わない商品で健康を作りたい、という指針があります。添加物の全てが悪いという考えはありません。しかし、商品をより安くしてコストダウンするために用いられる添加物はやめるべき、という考え方です。これが「脱、サプリメント」の基本です。サプリメントは良くも悪くも加工品です。効果があると感じてもらえるようにたくさんの成分を入れたりしています。けれどそれは果たして本当に正しいのでしょうか?
消費者の方は食べ物すら添加物の味に慣らされ、若い人は特に本来の素材の味を知らずに育っていると思っています。「手軽」という名の便利さのために使われることが多い「添加物」をなくすことで、健康を取り戻しあるべき姿に帰る、というシンプルな目標です。
無添加シリカ生成には30年かかった。
もみ殻は、焼く時の燃焼温度の調節が非常に難しく、高すぎると発癌物質を発生させ、低すぎても素材として使えないものになってしまいます。この絶妙な燃焼温度を見極められる技術者は日本にもごくわずかしかいません。弊社ではその第一人者の方からのシリカを採用しています。似たような温度コントールで特許を取っている会社もありますが、高度な目線で見ると、そこにも問題が隠れていることがあります。
もう一度整理すると、もみ殻は処理の仕方によって、利用方法が変わりますが、食品としてシリカを抽出する時の流れは下記のようになります。
1、もみ殻収集
2、前処理後、燃焼、
3、化学処理
4、沈殿、乾燥、微粉化、品質検査
5、液体またはカプセル化など、商品化。
中でも食品として用いる場合は2の焼却後にもみ殻に薬品を加えてシリカ成分を取り出す方法です。1と2を組み合わせてサプリメントが出来があり、さらにそれそ「水溶性シリカ」「ナノシリカ」などと呼ばれています。
私たちが扱うシリカの品質の大きな違いは3番目の化学処理の部分がないことです。2番目の極められた高い燃焼コントロール技術と独自で見つけた、自然に沿った前処理の方法によりによって3番目の薬品処理を必要としなくなったのです。
とてつもない大きな偉業を成し遂げた研究者たち。
この偉業を成し遂げたのが行政・JA・大学・企業の産学官民による長年の研究開発と日本のバイオマスエネルギー開発の新たな礎を作ったもみ殻シリカを知り尽くした竹内美樹氏(男性)です。
この方がいなければ無添加シリカは作られなかったでしょう。
大手商社からも「もみ殻シリカは竹内氏に聞くべし」と言われています。それほどの実績と信頼を持っている方です。
米の消費が日本で広く行われている一方で、もみ殻はその副産物として大量に生成されます。このもみ殻を有効利用することは、農業の効率化や環境保護に大きく貢献し米農家さんの未来をも照らしているのです。